4 - 27 February 2021
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WAITINGROOM
 
「映像の気持ち - E - MOTION GRAPHICS」

見る人の感情を動かす映像の力に着目し、あらためて、「動画」であるということについて考えること。
さまざまな工夫による動画表現の歴史を参照しつつ、
当り前のように映像と共に生きる現在を見つめ直す機会をつくるということ。

そんな映像祭のテーマを受けてMA2Galleryでは「絵画」を出発点に
写真と映像の両方を熟考し作品に昇華させるアーティスト、
小瀬村真美と三宅砂織の2人の展覧会を開催いたします。
小瀬村真美 Mami Kosemura
Mami Kosemura site
西洋の静物画における陰影のある写実描写、日本画の写生帖や四季図など平坦な写実描写。
西洋と東洋の特徴的な「絵画」の構図をベースに、素材を採集し、巧みに光を操りセットを組んで
「実写」の記録的な映像を長時間かけて撮影。その記録を加工して「絵画」のような写真や映像の作品を制作。
絵画・写真・映像の掛け合わせに豊かな可能性を見出し、それぞれの空間や時間の構造を横断して
「表現されてきたものとは何か?」「観ることとは何か?」という問いを「美」の中で表現しています。

1975年神奈川県生。2005年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程油画研究領域修了。
2015年に五島記念文化賞を受賞し16〜17年までニューヨークに滞在。2018年「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」原美術館、2007年「East of Eden」The Freer Gallery of Art and the Arthur M. Sackler Gallery(ワシントンDC)、2004年「MOTアニュアル2004 -私はどこからきたのか/そしてどこへいくのか-」東京都現代美術館など。作品は東京都現代美術館、東京藝術大学大学美術館、群馬県立館林美術館、Asia Society and Museum、Kuandu Museum of Fine Artsなどに収蔵。
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三宅砂織  Saori Miyake
Saori Miyake site
「かつて人が見たもの、そしてそれを私たちが見る」という時間軸や空間性をもった営みへの興味が契機になっています。
(三宅砂織、美術手帖のインタヴューより。 link)
透明シートに複数のドローイングを描き、印画紙の上に重ね合わせて露光し、ドローイングの影を現像するという「フォトグラム」
という技法を用いた制作を開始。人々の眼差しに時代を超えて内在する「絵画的な像」を多声的に抽出する試みを展開しています。
それは「私」が、時間と空間を超えて「他者」と繋がる可能性、普遍的なものの提示であると言えます。

1975年岐阜県生。2000年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。
近年の展覧会に2020年「10のテーマでアートをつなぐ」 群馬県立館林美術館、2019年「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」東京都現代美術館、2018年「第 20 回 DOMANI・明日展」 国立新美術館、2017年「ArtMeets04 田幡浩一/三宅砂織」  アーツ前橋・ギャラリー1など。作品は東京都現代美術館、京都市立芸術大学、兵庫県立美術館、町田市立国際版画美術館、モンブラン ジャパン、第一生命保険相互会社などに収蔵。